皆さまこんにちは。今回のブログでは、ライフで行っているプログラムの1つをご紹介します。

題して「自分の良さを引き出すワーク」。専用のテキストを使って進めるプログラムです。

これは自分の性格や特徴を今以上に理解し、肯定していくことを目的として定期的に行っています。

自分について自分が知っていることを考え、また他人から見た自分に関する意見を貰い、主観・客観の両面から「自分」というものを多角的に理解していくのです。

テキストには、生活やコミュニケーションなどに関する色々な質問が出てきます。

それら質問に対して、自分がどれくらいできている（或いはできていない）かを、5段階の度合いで答えます。

その後、他の人にも同じ質問で5段階の評価をしてもらうのです。

例えば「人前ではうまく話せない」という質問があって、本人は「5」としたが、他の人は「2」と答えた。

この場合、自分が思っているより「3」の分だけ、うまく話せているという評価を貰ったことになります。

このように「自分が自分にする評価」と「他人が自分にする評価」を比べることで、自分をより正確に知ることが狙いです。

このプログラムに参加した利用者様からは、「そう思ってくれるのは意外やな」とか、逆に「やっぱりそうやろ」といった、様々な感想が出てきます。

利用者の皆様が、自分を卑下することも尊大になることもなく、等身大で理解して、そんな自分を受け入れてもらえたらと思います。

職員　高嶋