梅雨入りが遅れており、今日は猛暑日に近いくらい暑くなるそうです。

ライフでも今日は外出せず室内でプログラムを行っております。

先日は自己肯定感を考えるプログラムを行いました。

自己肯定感にも色んな定義があると思いますが、私が調べたところでは『自分が自分であることに満足でき、自分を価値のある存在だと受け入れること』だそうです。

依存症で苦しんでいる方たちのお話を聞くと、よくみなさん言われるのが

「自分は何をやっても駄目だ」

「自分なんていなくなった方がいい」

などなど自己否定を口にされる方がとても多いように思います。

もちろん依存症に至り家族に迷惑をかけてきた行動などから自己否定に陥るといったこともあると思います。しかし、おひとりおひとりの過去をみつめると、依存症になったから自己否定に陥ったわけではないのだと分かります。

幼少期から成人期になるまでを振り返ると、その過程での様々な経験から自己否定感をもち、その生きづらさ解消のため、お酒やギャンブルなど物や行動に頼ってしまう人が多いように思います。

自分の歩んできた人生から根付いた自己否定なので、プログラムを受けて簡単に自己肯定感が高まるものではありません。しかし、ご利用者様には他人と比較するのではなく、昨日の自分より出来た自分（１日断酒できたなど）にフォーカスを当てて頂けるよう、根気よく色々なプログラムを提供していきたいと思います。

職員　石垣