こんにちは。職員中野です。

フィールに勤め始めてから一年が経ちました。

どんな方が利用されているのだろうとドキドキで出社した日を思い出します。

「初めまして！」と笑顔で利用者の方から声をかけてもらい

緊張をほぐしてもらっていたのは私の方でした。

「依存症」と聞くと、暗い雰囲気なのかな？急に怒り出したらどうしよう？など

あまりいい印象は持てなかったのですが、思っていたのとは真逆な光景でした。

そんな中で私の職員としての生活がスタートしたのですが、

正直に「回復」への道は簡単ではないなと思い知らされています。

これが依存症は病気だと言われるところなのだと感じます。

自分の意志とは関係なく起こってしまうのですから・・・

終わりの見えない道のりに途方にくれる日もあります。

そんな日の連続の中で、利用者様同士が自分の体験を語り合い、励ましあい

私も○○さんみたいに辞め続けたい、家族をこれ以上悲しませたくない、

自分一人ではもうどうにも出来ないと正直になった時に

「フィール」という場があって良かったと思います。

私たち職員も回復にはどのようなプログラムが良いのか考えていますが、

当事者同士、家族、大切な人の言葉や思いが一番効果があると思っています。

自分の弱さもさらけ出しながら共に歩んでいける空間を作っていきたいです。

私も利用者様の頑張りに毎日背中を押されながら成長していきたいですし、

利用者様の背中を押せるようになりたいです。

職員　中野