お盆休みも終わり、ライフトレーニングでは今日からまた1週間が始まります。

休み明け初日の今日は、アルコールミーティングを行いましたので、その様子をご紹介したいと思います。

本日の資料テーマは「アルコール・薬物のある生活からの回復段階―最初の1年間」でした。

その回復段階で多くの人が経験する『壁』の時期というものがあります。

本日はその『壁』の時期について、利用者様の司会のもとミーティングをすすめました。

一言で『壁』といっても、それぞれ感じる壁は様々で、壁のチェックリストにはたくさんの壁にチェックしている方もおられました。それだけの壁をのりこえて今に至っているのだなと思うと、利用者様の苦労と努力を感じました。

また、『壁』の時期にクロスアディクションの状態になり、そこからの不安から依存対象のものをやめようとすると、空いた時間ができて孤独につながり、また結局飲みたくなる…そんな悩みを吐露される方もおられ、改めて依存症の難しさを感じました。

適応期は「『アルコール・薬物なしでどのように生きるべきか』という問題を考え始める時期」という内容で資料に記載されていました。

司会者の方からアルコールなしでどのように生きるべきかという質問も出ましたが、「アルコールなしで生きられるとは思えない」といった正直な気持ちを打ち明けてくれた方もおり、とても印象に残りました。

自分を飾らず、今の素直な気持ちを打ち明ける事が出来る、簡単なようでとても難しいですね…。

ですが、ライフトレーニングが利用者の皆さまにとってそんな場になれていればいいなと思います。

職員　石垣