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活動のご紹介(ギャンブルミーティング) 2021.09.08

ライフトレーニングでは、依存症回復プログラムの一つである症状別ミーティングを週1回行っています。

昨日はギャンブル依存症の方のミーティングが行われました。

 

今回のテーマは「緊急事態の処置」でした。

ギャンブルへの衝動や誘惑が生じたとき、対応するためにはどうしたらいいかを参加者全員で話し合いました。

まずは、現在感じている衝動や誘惑を書き出してもらいます。

ライフに通所されて数カ月の方のご意見では、

「不安な気持ちから逃げたい時」

「余分なお金を持っている時」

「暇な時間ができた時」

などが挙がりました。

そこでライフに通所されて1年以上経過されている方になると、

「今はギャンブルへの衝動や誘惑が生じる事は全くない」

といったご意見を聞くことができました。

「ギャンブルより楽しいことがみつかった」

といった意見も聞くことができました。

 

ただ、ライフに通所されて1年以上経過されている方は、ギャンブルを長くやめられている分、スリップしたときが怖いといった悩みももっているようです。

 

今回緊急事態が起こった時の備忘録という資料も配られました。

その中で「誰かに助けを求める」という項目がありました。

「誰かに助けを求める」ということは、依存症の方にとって、とても難しいことだそうです。

本当ならスリップしそうなとき、一番近くにいる人(家族など)に言いたい気持ちはあっても、また辛い思いをさせるのではないか…、怒られるのではないか…など近いからこそ言えない思いがあるのだと思います。

依存症当事者の方々の苦悩を学ばせてもらいました。

  

職員 石垣