ギャンブル止めて一か月で今思うこと 2022.11.17
ギャンブルをやめてから約一か月経った。
いろんな感情が交錯した一か月だった。
最初の二週間は離脱症状も現れ、一番は不眠が辛かった。
更に、毎日寝る度パチンコの夢を見ていた。それも辛かった。
しかし物事何でもいいことも悪いことも続かない。
職員さんや、訪看さんから早めの受診を勧められ、早めの受診を受けた。
そして、眠剤を処方してもらい何日かはそれでぐっすり寝ることができた。
今思うとその眠剤をもらってよかったと思う。
他にも、他人に言われて辛くなりストレスがたまり強い衝動が現れた時もあった。
しかしその衝動に耐えられた理由は明確に自分の中で分かっている。
それは自分の将来に対する気持ちだ。このままギャンブルを続けていたら色んな可能性のある自分の未来や将来が全て台無しになると心の底から思えたから。
ここ一か月はとにかく行動を起こした。県外の依存症の当事者会に参加したり、行ってなかったGAにも参加した。そこで新しく出会った人たちの話を聞き今だからこそ改めて思うことがたくさんあった。
ギャンブルを何十年もやってきた人たちは、やはり人生が壊れていっているのは事実だ。
自分は絶対にそうはなりたくないと強く思った。ギャンブルが原因で離婚した人、借金まみれになりどうすることもできなくなる人。失うものは決してお金だけではない。
周りの人間関係や家族からも見捨てられてしまう。
本当の大切なものが何もかも奪われていく。最終的には命までも奪っていく病気だ。
しかしそれをわかっていても止められないのもまた依存症という病気であることもわかっている。だがしかし回復し新しい人生を歩んでいけると信じている。その為に必要なことはまずは回復したいと本人がおもうこと、そして同じ苦しみを経験してきた人と自助グループなどで繋がり続けることが必要になると思った。
依存症は別名孤独の病とも言われている。つまり長い期間止めていても、繋がりを持つのを止め孤独になるといつまた再発してもおかしくないということ。そうならない為には言った通り繋がり続ける必要がある。
色んな意識が変わった一か月だった。もちろん頑張ったのは自分だが、そこにはたくさんの人のサポートあってこそだと感じている。一か月経って今は衝動もかなり少なくなったと思う。
話は戻るが自分の未来や将来の話をしたが自分としては、いずれ仕事もしたいし、結婚もしたいという明確な目標がある。色んな経験をしたい。人脈を増やして知らないこともたくさん知りたい。新しいこともたくさんしたい。一度きりの人生。そういったことを思うとやはりギャンブルで自分の人生を棒には振りたくない。この先も辛いことがたくさん起きてくると思うが、この思いだけは無くさずにギャンブルから離れていく生活をしていきたいと思う。
以上がギャンブルを一か月止めて感じたことである。
利用者 のりくん(ギャンブル依存症)