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通所して思うこと 2023.03.31
今回初投稿させていただきます。ギャンブル依存症のなべと申します。
通所から1か月経ち、今思うことを綴っていこうと思います。
私は通所前、ギャンブルで多額の借金を作りました。最終的にはギャンブルの為に、社会的に許されない行為もしてしまいました。
その時の心情としては、「勝てば全て元通り。負ければ逮捕されて牢屋にでもぶち込まれてしまえばいい。」そんな投げやりな思考だったと思います。
自分はそれで良くても周りの人たちはどうなる?
そこに考えが行き着いたのは、負けるところまで負けて、お金と同時に色々なものを失った後でした。
『今まで出会った人すべてを裏切った』
同時に自責の念が込み上げてきました。
自分は生きる価値のない人間だと思いました。
それでも、両親は私を見捨てませんでした。
温情をかけて下さった方もいました。
こんな私に更生の機会を設けて下さいました。
この時に教えてもらったのがこの施設です。
自分の中で更生の施設というと、ガチガチに固定されてギャンブルをできないように力で抑え付ける。そんなイメージがありましたが、実際に見学に行ってみると真逆の光景が広がっていました。
そこでは自身と向き合い、依存症と闘っている先輩がたくさんいました。
職員さんも優しく接してくださり、正直に悩みを打ち明けることが徐々にでるようになりました。
自分の考えを自分の言葉で言う。仲間の話を聞く。
元々一人で考え込みやすい私にとって、ここは自分の思考の世界を広げてくれる居場所となってくれています。
更生して、地に足付けて歩きだす。
私の犯した罪は消えませんが、その姿を見せることがせめてもの償いだと信じて、通所を続けたいと思います。
利用者 なべ(ギャンブル依存症)