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依存症回復施設に通所し自己発見できた大切な事、今取り組んでいる事 2021.07.06
アルコール依存症は完治しないが回復するのは可能な病気と言われています。しかしながら自分一人の力だけでは回復するのはやはり難しいと思います。私は回復施設に通い支援を受けながら断酒継続生活を開始しました。依存症の回復の為の多分野のプログラムに意欲的に参加し沢山の知識を学びました。断酒さえ続ければ回復していけると信じてやみませんでした。
ですが、落とし穴がありました。
人それぞれ育った環境で培われた根強い性格や気質があると思います。いわゆる弱点である時に依存症の再発(スリップ)の引き金になる本人自身が気づきにくい根っこの部分です。世に言う生きづらさの根底とも言えるでしょう。
それを克服しない限り根本的に回復は難しい事に私は直面しました。
私の性格、気質上固定概念やこだわりが人一倍強くこれに反する言動によって感情のコントロールが出来なくなりスリップの根本的な原因であったと時間は用しましたが気づくところまできました。
この課題に対して自己分析、自分自身を見つめる事に取り組み始めました。
アンガ―マネジメント(怒りのコントロール)の勉強や日々の行動や発言を振り返り自分自身と向き合う習慣づけに取り組んでいます。
回復が継続し安定期にさしかかった同じステップにいる通所仲間達も自分自身と真剣に向き合い課題克服に取り組む姿勢に私自身も刺激されます。
課題を克服し自信を持って卒業できるよう取り組みを継続していきたいです。
最後に回復を信じて日々支援、相談に応じてもらってる職員さん、気遣かってくれる仲間に支えられてる環境に感謝します。
一人の力ではどうにもならないと思ったその瞬間からどなたでも回復の一歩です。
勇気を持って回復の道への行動に移されることを切に希望します。
利用者(アルコール依存症) のっち